二十四節季 秋分

令和元年9月23日は秋分です。

秋分は二十四節季の中で16番目に当たります。
秋の彼岸の中日でもあり、日没から日の出までの夜の長さがほぼ同じになる日です。
この頃から昼の時間は短く、夜の時間が長くなります。また、一雨ごとに気温が下がるとも言われ雲の形や日差しが秋の空模様になってきます。元々農村部では、春分の頃に豊作を祈り、秋分の頃に豊作を祝う自然信仰がありました。

日本ではこの日を国民の祝日の秋分の日としていて、「祖先を敬い、亡くなった方を偲ぶ日とされています。」毎年2月1日に国立天文台が作成する「暦象年表」という小冊子に基づき閣議で来年の日にちが決定されます。国の祝日が、天文学に基づいて年ごとに決定されるのは珍しいですね。

 


二十四節季は、古代中国で作られたより季節を正確にとらえるための基準となる指標です。
太陽の動きをもとに、太陽が移動する天球上の道(黄道)を24分割したものになります。
つまり、四季(春夏秋冬)をさらに6分割することで、半月ごとの季節変化に対応できるようになり、天候に左右されてないように対処することができます。
これは、日本でも約1,500年前から用いられ生活の中に取り入れられ、今でも年中行事や挨拶などで使われています。
中医学では、自然に逆らうことなく生きるのが最高の健康法とされています。
これらの基本を知り、二十四節気ごとの生活様式や食材を知ることで、より健康で美しく暮らしていきましょう。