お灸でセルフケア
日本では、お灸を据えることが民間療法として鎌倉時代より根付いています。
誰でも簡単にできるお灸は、日々の疲れを取るだけでなく、ゆっくりと体質を改善していく手助けとなります。
当院では、(株)セネファが主催する、セルフケアサポーターに登録しております。
セルフケアサポーターは、お灸でセルフケアをご希望される方に、正しい使用方法や効果、ツボなどを指導できるアドバイザーとなります。みなさまのセルフケアライフをお手伝いしながら、上手に健康な身体を維持していきましょう。
お灸教室で学べること
民間療法の一つとして江戸時代から盛んに行われているお灸を現代でも体調管理の一助として手軽に活用していただく目的で開催します。
テレビや雑誌などのメディアで取り上げられることが多くなり、全国的に認知されるようになりましたが、簡単そうで実は怖いという意見が多いです。
お灸の概要からツボの取り方までを60分かけて行います。
講座内容
- 東洋医学の健康観とは
- ツボとは
- お灸の歴史
- お灸の材料
- 台座灸の使い方
- 実践
用意していただくもの
- ハンドタオル
- 手足の出る服装
艾(もぐさ)は蓬(よもぎ)から
お灸に使われるモコモコした物は「もぐさ」と呼ばれるものです。
もぐさは「よもぎ」から作られています。
よもぎは多年草でどこでも生育するので、生産地は日本各地にあります。
また、解熱・利尿作用、消炎・殺菌作用、止血作用などの効能があることから「艾葉(がいよう)」として漢方薬にも使われています。
もぐさは、このよもぎの裏側にある白い「綿毛」を集めたもので作られています。
「草を燃やす」=「燃す草」がなまってもぐさになったと言われています。
乾燥させたよもぎから100Kgから500gのもぐさが精製されます。
この乾燥よもぎは、お風呂の入浴剤としても重宝されていて、お肌の弱い方にもおすすめです。
お灸の効能
もぐさに含まれる有効成分が皮膚から浸透し、さらに温熱効果により温められることで、身体の流れを改善していきます。
しかも、熱により「ヒストトキシン」という異種タンパク体が産生され、免疫機能が活発化していきます。
そして、もぐさの「チネオール」という精油成分が燃焼され、お灸独特の香りを発し、アロマ効果も期待できます。
この香りにリラックス効果があり、緊張した筋肉をほぐし、自律神経のバランスを整えてくれるのです。
お灸の効能は、血行促進、疲労回復、神経痛の緩和、消化機能の回復など、四季を通じて身体に嬉しいものばかりです。
お灸の種類
お灸セミナーセット
お灸には……
●もぐさを半米粒大にひねってダイレクトに皮膚にのせ、線香で火をつける「直接灸」(玄
人向)
●紙で巻いたもぐさに台座が付いた「台座灸」(初心者向)
●棒状にしたもぐさを紙で巻いた「棒灸」
……などがあります。
台座灸や棒灸は温熱効果をそのままにやけどの痕が残る心配がなく、温度調節がとてもしやすいのでお勧めです。
台座灸の据え方
①ツボを探す → ②台座灸のシールをはがす → ③お灸に火をつける →④ツボを据える
お灸教室は院内のほか、出張教室も行っています。
ご興味をお持ちの方はこちらよりお問い合わせください。