二十四節季 霜降

令和元年10月24日は霜降です。

霜降は二十四節季の中で18番目に当たります。
「空気が冷えて固まり、露が霜になる」といわれるように、地域によっては霜や時雨が降りはじめ、草木の紅葉もはじまります。
この時期から「燥」の力が強くなってくるので、喉や鼻などの風邪をひきやすくなります。ねぎや生姜、わさび、唐辛子など発散を促す薬味や、ビタミンCなどの食材を摂りましょう。
また、自然界の陽性の勢いが少しずつ弱くなっていくので、理由もなく物悲しい気分になったり、思い悩んでしまったりと、気分が沈みやすい時期でもあります。派手な事はしなくてもリラックスできる時間をつくりましょう。

 


二十四節季は、古代中国で作られたより季節を正確にとらえるための基準となる指標です。
太陽の動きをもとに、太陽が移動する天球上の道(黄道)を24分割したものになります。
つまり、四季(春夏秋冬)をさらに6分割することで、半月ごとの季節変化に対応できるようになり、天候に左右されてないように対処することができます。
これは、日本でも約1,500年前から用いられ生活の中に取り入れられ、今でも年中行事や挨拶などで使われています。
中医学では、自然に逆らうことなく生きるのが最高の健康法とされています。
これらの基本を知り、二十四節気ごとの生活様式や食材を知ることで、より健康で美しく暮らしていきましょう。