二十四節季 白露

令和元年9月8日は白露です。

白露は二十四節季の中で15番目に当たります。
日中に暑さは残りますが、朝晩には涼しい風が吹き、草木の先に露が結ばれるようになります。本格的な秋がやってきますね。
この涼しさは、足元を冷やし、身体の水分バランスを乱してしまいます。それによって呼吸器系などのアレルギー症状を引き起こします。ですからサンダルなど夏の履物は避けましょう。

秋には春と同様に七草があります。
そのいわれの始まりは、万葉集に収められている山上憶良の2首の歌です。

「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」

(訳:秋の野に咲いている草花を指折り数えると7種類あります。)

 

「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」

(訳:それは、萩の花、尾花、葛の花、撫子の花、女郎花、また藤袴、朝貌の花を指します。)
*「朝貌」については、桔梗であるとするのが定説です。

 

春の七草は、一年の無病息災を祈ってお粥にして食べますが、秋の七草はその美しさを鑑賞して楽しむものです。そのため、7種一緒に何かの祭祀などに使用されることはありません。秋の七草の特徴は見て楽しめるだけではなく、薬草として昔から重宝されています。

 


二十四節季は、古代中国で作られたより季節を正確にとらえるための基準となる指標です。
太陽の動きをもとに、太陽が移動する天球上の道(黄道)を24分割したものになります。
つまり、四季(春夏秋冬)をさらに6分割することで、半月ごとの季節変化に対応できるようになり、天候に左右されてないように対処することができます。
これは、日本でも約1,500年前から用いられ生活の中に取り入れられ、今でも年中行事や挨拶などで使われています。
中医学では、自然に逆らうことなく生きるのが最高の健康法とされています。
これらの基本を知り、二十四節気ごとの生活様式や食材を知ることで、より健康で美しく暮らしていきましょう。