二十四節季 大雪

令和元年12月7日は大雪です。
大雪は二十四節季の中で21番目に当たります。

本格的に寒くなり、雪がたくさん降る時期ですが、北陸・東北以外の地域では快晴となることが多い時期です。

この頃から、空気の乾燥が強くなり、人の鼻や口の粘膜が乾きやすくなるため機能が低下してきます。そうなると、体内にたやすく細菌やウイルスが侵入し、体力が弱っている方などは増殖しやすくなります。

中医学では、外邪のうち特に風邪や寒邪は、身体の頭、背、足の3つの部分から侵入してくると考えられています。この3つの部位を冷やさないように保温することで侵入を防ぐことができます。また、頚や肩のコリが悪化して固まってしまうと、ネガティブな思考になりやすくなりますので、身体全体の血行を良くしておきましょう。

 


二十四節季は、古代中国で作られたより季節を正確にとらえるための基準となる指標です。
太陽の動きをもとに、太陽が移動する天球上の道(黄道)を24分割したものになります。
つまり、四季(春夏秋冬)をさらに6分割することで、半月ごとの季節変化に対応できるようになり、天候に左右されてないように対処することができます。
これは、日本でも約1,500年前から用いられ生活の中に取り入れられ、今でも年中行事や挨拶などで使われています。
中医学では、自然に逆らうことなく生きるのが最高の健康法とされています。
これらの基本を知り、二十四節気ごとの生活様式や食材を知ることで、より健康で美しく暮らしていきましょう。