二十四節季 大寒

令和2年1月20日は大寒です。
大寒は二十四節季の中で24番目に当たります。

その名の通り、一年で最も寒い時期とされています。旧暦の最後となります。
そして、立春までの間「冬の土用」の時期でもあります。

中医学では、寒さと乾燥に加え、自然界のエネルギーも低迷するので、身体に負担がかかる期間とされています。春の花粉症の原因の多くは、冬の時期の不養生にあります。栄養と休養をたっぷりととり、体温の低下を防いで免疫機能を維持しましょう。

この時期に心とカラダに向き合いメンテナンスをしておけば、春先の症状がいつもよりも軽くなるはずです。

 


二十四節季は、古代中国で作られたより季節を正確にとらえるための基準となる指標です。
太陽の動きをもとに、太陽が移動する天球上の道(黄道)を24分割したものになります。
つまり、四季(春夏秋冬)をさらに6分割することで、半月ごとの季節変化に対応できるようになり、天候に左右されてないように対処することができます。
これは、日本でも約1,500年前から用いられ生活の中に取り入れられ、今でも年中行事や挨拶などで使われています。
中医学では、自然に逆らうことなく生きるのが最高の健康法とされています。
これらの基本を知り、二十四節気ごとの生活様式や食材を知ることで、より健康で美しく暮らしていきましょう。