二十四節季 処暑

令和元年8月23日は処暑です。

処暑は二十四節季の中で14番目に当たります。

「処暑」の「処」は来て止まるという意味で、夏日はまだ続きそうですが、過ごしやすい日も多くなってきます。「納涼」という言葉がピッタリの時期ですね。ただ「残暑は虎のようにすごい。」と言われるように、一時的に夏が盛り返すとされています。まだまだ熱中症の予防など気は抜けないですね。

また、いわゆる「季節の変わり目」といわれる時期でもあるので、風邪をひきやすくなったりアレルギー症状が出現するようになります。

処暑の節気は熱を下げ、神経を鎮めるもの、例えばシロキクラゲ、ユリ、ハスの実、ハチミツ、キグチ、干し貝柱、コンブ、クラゲ、キンサイ、ホウレンソウ、もち米、ゴマ、豆類、乳製品などを摂ってみてください。

 


二十四節季は、古代中国で作られたより季節を正確にとらえるための基準となる指標です。
太陽の動きをもとに、太陽が移動する天球上の道(黄道)を24分割したものになります。
つまり、四季(春夏秋冬)をさらに6分割することで、半月ごとの季節変化に対応できるようになり、天候に左右されてないように対処することができます。
これは、日本でも約1,500年前から用いられ生活の中に取り入れられ、今でも年中行事や挨拶などで使われています。
中医学では、自然に逆らうことなく生きるのが最高の健康法とされています。
これらの基本を知り、二十四節気ごとの生活様式や食材を知ることで、より健康で美しく暮らしていきましょう。