二十四節季 穀雨
令和2年4月16日は穀雨です。
穀雨は二十四節季の中で6番目に当たります。
この頃は、春雨の降る時期で雨が多くなり、農作物(穀物)が潤い育つ時期です。
湿度が高くなり、身体が重く感じやすくなります。気温が高く、暑さを感じる日も増えるため、薄着になり冷たいものを摂りがちですが、そうすることで逆にほてりやのぼせが出やすくなるので、肌着を着たり、常温の飲み物を摂るようにしましょう。
二十四節季は、古代中国で作られたより季節を正確にとらえるための基準となる指標です。
太陽の動きをもとに、太陽が移動する天球上の道(黄道)を24分割したものになります。
つまり、四季(春夏秋冬)をさらに6分割することで、半月ごとの季節変化に対応できるようになり、天候に左右されてないように対処することができます。
これは、日本でも約1,500年前から用いられ生活の中に取り入れられ、今でも年中行事や挨拶などで使われています。
中医学では、自然に逆らうことなく生きるのが最高の健康法とされています。
これらの基本を知り、二十四節気ごとの生活様式や食材を知ることで、より健康で美しく暮らしていきましょう。