二十四節季 清明

令和2年4月2日は清明です。

清明は二十四節季の中で5番目に当たります。

 

この頃には、清らかで明るい春の日を受けた草木が本格的に芽吹き始めます。

また、「お花まつり」が開かれる地域では、甘茶でお祝いをします。

 

年度が切り替わり、晴れやかなことや新しい環境が始まるなど、気持ちが張ることも多くなりますね。活動的になる良い季節でもありますので、腹式呼吸で丹田を養生しつつ、体質改善などを始めるのに最適です。

日ごろから胃腸に影響を受けやすい方は、発酵食品などを上手に摂って腸内環境を整えておきましょう。また、血圧に変化が出やすいともいわれています。食生活などを見直し、養生に努めましょう。

 


二十四節季は、古代中国で作られたより季節を正確にとらえるための基準となる指標です。
太陽の動きをもとに、太陽が移動する天球上の道(黄道)を24分割したものになります。
つまり、四季(春夏秋冬)をさらに6分割することで、半月ごとの季節変化に対応できるようになり、天候に左右されてないように対処することができます。
これは、日本でも約1,500年前から用いられ生活の中に取り入れられ、今でも年中行事や挨拶などで使われています。
中医学では、自然に逆らうことなく生きるのが最高の健康法とされています。
これらの基本を知り、二十四節気ごとの生活様式や食材を知ることで、より健康で美しく暮らしていきましょう。