睡眠を読み解く;②身体の疲れが取れない理由

身体の疲れが取れない理由

朝起きても身体が重い、しっかり寝たはずなのに疲れが抜けない―そんな感覚に心当たりはありませんか。
年齢や忙しさのせいだと思って見過ごされがちですが、実は睡眠の質や生活リズム、自律神経の働きが大きく関わっていることがあります。
前回は「なぜ人は眠るのか」という睡眠の基本をお伝えしましたが、今回は「眠っているのに疲れが取れない」状態に焦点を当てて、その背景にある身体の仕組みをひも解いていきます。
朝の光と体内時計の関係、深い眠りの重要性、そして慢性的な疲労と自律神経のつながりについて、ご紹介していきます。

寝ているのに疲れるのはなぜ?

十分な時間寝ているはずなのに、朝起きると身体が重く、疲れが抜けていないと感じることはありませんか。
これは単に睡眠時間の問題ではなく、「睡眠の質」が関係していることが多いのです。
夜中に何度も目が覚めていたり、浅い眠りが続いていたりすると、身体と脳の修復が十分に行われません。
ストレスや緊張が続くと交感神経が優位になり、眠っている間も身体が休まりにくくなります。
また、就寝直前までスマホやパソコンを見ていると脳が興奮した状態になり、深い眠りに入りにくくなることもあります。睡眠は量だけでなく、どれだけ回復できているかが重要なのです。

朝の光が睡眠を決めている

人間の睡眠リズムは、朝に浴びる光によって大きく左右されます。
目から入った光の刺激は脳の体内時計に伝わり、「今日が始まった」という合図になります。
これによって約14〜16時間後に眠気を促すホルモンであるメラトニンの分泌が高まり、自然と夜に眠くなる仕組みです。
朝日を浴びる時間が遅くなったり、起床時間が日によってばらついたりすると、このリズムがずれてしまい、夜になっても寝つけなくなることがあります。
特に在宅ワークなどで外に出る機会が少ない方、日勤や夜勤などで生活リズムが片側の方は注意が必要です。
「眠る」ためにはまず「起きる」ことが重要です。
起きたらカーテンを開けて光を取り入れることで、質のよい眠りへの第一歩となります。

深い眠りが不足すると起こること

睡眠には浅い眠りと深い眠りが周期的に繰り返されていますが、疲労回復に特に重要なのが深いノンレム睡眠です。
この時間帯には成長ホルモンの分泌が高まり、筋肉や内臓、免疫機能の修復が進みます。
しかし、夜更かしや不規則な生活、ストレスの多い状態が続くと、この深い眠りの割合が減りやすくなります。
その結果、朝起きてもすっきりせず、日中に眠気が出たり、集中力が落ちたりしやすくなります。
肩こりや頭重感が取れにくいと感じる方も少なくありません。
深い眠りを確保することは、慢性的な疲労を防ぐうえで欠かせないポイントとなります。

慢性的な疲労と自律神経の関係

疲れが長期間続いている場合、自律神経の乱れが関わっていることが多くあります。
自律神経は活動モードの交感神経と、休息モードの副交感神経から成り、状況に応じて切り替わることで体の調子を保っています。
しかし、仕事の忙しさや人間関係のストレス、生活リズムの乱れが続くと、この切り替えがうまくいかなくなります。
その結果、夜になっても体が緊張したままで眠りが浅くなり、疲労が回復しにくい悪循環に陥ります。
慢性的なだるさは「頑張りすぎ」のサインかもしれません。
日常の過ごし方を見直すことが、回復への第一歩になります。


ご自身の健康状態を知るための「健康のものさし」は、「食事・睡眠・排泄」の三つから考えることができます。
「よく食べ・よく寝て・しっかり出す」
この三点は、日々の体調管理の基本です。

にじいろ鍼灸院 大船院は、中国伝統医学の理論をもとに、日本の生活習慣に合わせた鍼灸施術を専門に行う、鎌倉市・大船エリアの鍼灸院です。

症状のある部分だけを見るのではなく、体質や生活環境などを総合的に捉え、身体全体のバランスを整えることで、痛みや不調の根本改善を目指します。

施術は女性鍼灸師が担当し、鍼や灸を用いて本来備わっている自己治癒力を引き出しながら、気・血・水の巡りや量の乱れを整え、体質改善を通した健康づくりをお手伝いしています。
お一人おひとりの状態に合わせた丁寧な施術を大切にしています。

特に、女性特有の不調(生理痛・PMS・更年期の不調など)や、自律神経の乱れによる不眠・イライラ・冷え症といったお悩みにも力を入れています。

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