二十四節季 雨水
令和2年2月19日は雨水です。
雨水は二十四節季の中で2番目に当たります。
寒気が和らぎ、降る雪が雨となって、積もった雪も溶けて水になる頃です。空気は湿っぽく、ぽかぽかとした日差しが多くなります。
奈良の若草山、京都の大原、山口の秋吉台などで行われる野焼きは、春の風物詩となっていますが、これらの行事は雨水に行われます。
目覚めの時期ももう少しです。
ですから、アレルギー症状など、隠れていた症状がうずき始める時期でもあります。
寒さで縮こまっていた身体をゆっくりと伸ばし動かし始めましょう。
また、その計画をたてるのにも適した時期です。
二十四節季は、古代中国で作られたより季節を正確にとらえるための基準となる指標です。
太陽の動きをもとに、太陽が移動する天球上の道(黄道)を24分割したものになります。
つまり、四季(春夏秋冬)をさらに6分割することで、半月ごとの季節変化に対応できるようになり、天候に左右されてないように対処することができます。
これは、日本でも約1,500年前から用いられ生活の中に取り入れられ、今でも年中行事や挨拶などで使われています。
中医学では、自然に逆らうことなく生きるのが最高の健康法とされています。
これらの基本を知り、二十四節気ごとの生活様式や食材を知ることで、より健康で美しく暮らしていきましょう。