二十四節季 立春

令和2年2月4日は立春です。
立春は二十四節季の中で1番目に当たります。

その名の通り、春の始まりです。
旧暦ではこの季節から新年がはじまり、春節を祝います。
また、茶摘み歌に出てくる八十八夜はこの日が起算日となり、この時期を象徴するウグイスは、春告げ鳥とも呼ばれ、春の兆しを告げるとされています。

日本では、まだまだ降雪もあり寒い日が続きますが、この頃を境に昼間が長くなり、気温・日照・降雨量も増えてきます。冬の間に蓄えたエネルギーが芽生える力へと変わり始めます。
この季節は目の症状が出やすくなります。外部や内部からかかるストレスにより、痙攣するなど違和感が出ます。睡眠をたっぷりと取り、気血を身体の隅々にめぐらせましょう。

 


二十四節季は、古代中国で作られたより季節を正確にとらえるための基準となる指標です。
太陽の動きをもとに、太陽が移動する天球上の道(黄道)を24分割したものになります。
つまり、四季(春夏秋冬)をさらに6分割することで、半月ごとの季節変化に対応できるようになり、天候に左右されてないように対処することができます。
これは、日本でも約1,500年前から用いられ生活の中に取り入れられ、今でも年中行事や挨拶などで使われています。
中医学では、自然に逆らうことなく生きるのが最高の健康法とされています。
これらの基本を知り、二十四節気ごとの生活様式や食材を知ることで、より健康で美しく暮らしていきましょう。