二十四節季 立夏
令和2年5月5日は立夏です。
立夏は二十四節季の中で7番目に当たります。
この頃は、新緑の季節となり、さわやかな晴と風に恵まれます。
日本では、端午の節句にあたり、鯉のぼりが天高く泳いでいますね。
汗をかくことも多くなり、いわゆる夏風邪をひくようになります。冬の風と違って、発汗して邪を追い出すことが難しくなるため、特に予防が大切です。
朝晩のふとした冷え込みにも用心が必要です。もし、暑くて薄着をしたいときは、トマトやきゅうりなど、身体の余分な熱を摂るような食材を摂り、徐々に暑さになれるようにしましょう。
二十四節季は、古代中国で作られたより季節を正確にとらえるための基準となる指標です。
太陽の動きをもとに、太陽が移動する天球上の道(黄道)を24分割したものになります。
つまり、四季(春夏秋冬)をさらに6分割することで、半月ごとの季節変化に対応できるようになり、天候に左右されてないように対処することができます。
これは、日本でも約1,500年前から用いられ生活の中に取り入れられ、今でも年中行事や挨拶などで使われています。
中医学では、自然に逆らうことなく生きるのが最高の健康法とされています。
これらの基本を知り、二十四節気ごとの生活様式や食材を知ることで、より健康で美しく暮らしていきましょう。