二十四節季 小寒

令和2年1月6日は小寒です。
小寒は二十四節季の中で23番目に当たります。

冬至を過ぎ、寒さがピークへと向かっていきます。この節に入ることを「寒の入り」といい、立春までの1か月間を「寒の内」といいます。お正月の松飾を飾っておく期間は「松の内」と呼ばれ、関東では1月7日、関西では1月15日までとされています。

これからやってくる本格的な冷えを予防するために、腰の真ん中(へその真後ろ)にある「命門」というツボや、下腹部(臍の下の真ん中)にある「関元」というツボにお灸をしましょう。お灸などがない場合は、使い捨てカイロなどで温めることをお勧めします。

 


二十四節季は、古代中国で作られたより季節を正確にとらえるための基準となる指標です。
太陽の動きをもとに、太陽が移動する天球上の道(黄道)を24分割したものになります。
つまり、四季(春夏秋冬)をさらに6分割することで、半月ごとの季節変化に対応できるようになり、天候に左右されてないように対処することができます。
これは、日本でも約1,500年前から用いられ生活の中に取り入れられ、今でも年中行事や挨拶などで使われています。
中医学では、自然に逆らうことなく生きるのが最高の健康法とされています。
これらの基本を知り、二十四節気ごとの生活様式や食材を知ることで、より健康で美しく暮らしていきましょう。